● IN PRACTICE
ここでは、私が実際の現場で何を問題としてとらえ、どこから整え、どのように形にしてきたのかを紹介しています。
思想やプロセスが、実務の中でどのように使われているのか。その一部を、実例としてまとめています。
Recruitment Branding / Practice
採用ブランディング
01|Recruitment Branding / Practice
— Designing recruitment as a brand experience
採用ブランディングの相談を受けたときに考えたのは、これまで、コーポレート改修前から携わってきた中で共有してきた「この企業のブランディングの軸」をどのように展開していくかということ。
これまでの採用に対する取り組みや思想自体は、決して弱いものではなかったけれど、業界としても採用方法としても一般的なものでした。
これからの採用施策は、求職者がどのような企業を求めているか、そして自社がどのような特長を持っているのか。そこを的確に見据えて伝えていくことが重要です。そしてそれを求職者の視点で“どう判断されるのか”を考えてプランニングします。
わたしが行ったのは、ビジュアル装飾やデザインの意味を、企業の立ち位置・技術・未来像を採用という場にふさわしい構造へ再編集することです。
Personal Branding
パーソナルブランディング
02|Personal Branding Re-design / Practice
— Re-aligning work, expression, and position
個人のブランディング相談に多いのは、「言葉が定まらない」「方向性に確信が持てない」という現状をどうにかしたいという悩みです。
WEBサイトやSNSでの発信をどうにかしたいという入口から始まることも多いです。紐解いていくと、実際には自身やビジネスに「軸」がないからできないのだという場合も多いです。
その多くは、センスや努力の問題ではなく、仕事・感性・立ち位置の構造がズレたまま走り続けていることにも原因があります。
そのような1人社長や個人事業主さんと毎月併走しながら、それぞれの軸を見つけ具体的なデザインや発信を整えていき、ビジネスの質や価値を上げるようにサポートをしています。
個人の活動や立ち位置を再設計するプロセスは、一度で完結することはほとんどありません。対話と整理を重ねる中で、結果として複数回にわたるプロセスになることが多いのですが、それをひとつの枠組みとして2回に整理したものが「Personal Branding Re-design Program」です。
「Personal Branding Re-design Program 」は、デザインや表現を整える前に、何がズレているのか、本当はどの方向に向かいたいのかを一緒に確認していくプログラム。何か必要でそれをどう使っていくのかまでを一緒に考えます。
このプログラムの2回という設計は、「自分で判断できる地点」まで再配置するためのもの。実際には、2回で終わらず、必要に応じて対話が続くこともあります。それは、この相談をされる方それぞれの世界感や方向性が異なるためです。